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ごあいさつ
薬学系出版社にとって非常に厳しい時代になってきました。この1年で、学生は教科書を買わなくなりました。その理由を探ってみると、大きく2つのポイントが浮かび上がってきました。1つ目は、学生による教科書データの違法共有(教科書をスキャン・スクリーンショットして、そのデータを学生間で共有)です。そしてもうひとつが、(要点を分かりやすくまとめた)配布物だけで、単位が取れるような講義が多くなっていることです。学生が本を読めなくなった…、これは最近よく先生方からお聞きしますし、確かにそうだと感じています。一方で、様々なデータを頭の中にインプットし、それを整理し、知識として定着させ、的確にアウトプットする能力を身に着けさせることも重要です。講義資料と教科書のバランスをどうとるべきか、非常に難しい問題だと感じています。
当社では、今後の事業をいかなる方向へ進めるべきか、ブレインストーミングな話し合いをよく行います。その際に、社員から「学生目線で…」という意見がでますが、その意見に対し、私は必ずこうコメントします。「日本の学生が望むものと、大学が求められているものは、異なっていることを忘れるなよ」と。日本の学生が即物的に望むものは(私もそうでしたが)楽をして単位を取ることです。つまり単位を取りやすい授業、単位を取りやすいテストが、多くの学生が求めるものです。その一方で、大学が求められているものは、学生が複雑さを増す社会で生きてゆくことができるような、知的・精神的な素養を身に着けさせることです。
世界の最先端で活躍する日本人の中で、自分の子弟を、日本の教育を経験させることなく、直接インターナショナルスクール、そして海外の大学に進ませる人たちが多くでてきました。これは、日本の教育プログラムに頼っていては、自分たちの子どもが世界の中で生きてゆけないと考えているからに他なりません。
学生、親御さん、行政の、大学に対する要求は日増しに強くなっていますが、これは、本来大学が果たすべき役割とは相いれないものも多く、大学の先生方・職員の方々への負荷は高まるばかりですし、現に疲弊の度合いは限界に近いところに来ていると感じています。こうした中、知識の詰め込みでなく、薬学全体を俯瞰し、卒後の学生の活躍する姿を目標に、各講義の在り方を再構築する動きが、いくつかの大学で始まりだし、当社も教材作りを通じて様々なお手伝いをさせていただいております。
薬学6年制が始まってもうすぐ20年です。サイエンスを基盤として生体内の事象をミクロにまで掘り下げて正確に理解しようとする科学的素養、そして、人々の生活をよりよくすることを志向した高い臨床力、この2つを融合した薬学のあるべき姿、これを再考し、それをカリキュラムにどう落とし込むのか、あらためて議論する時期に来ているように感じています。
当社の或る書籍の副題に「Eternal Explorer」という言葉があります。この言葉を忘れずに、真摯に愚直に社会に貢献できるよう、会社の経営を進めてゆきたいと思っています。
株式会社京都廣川書店
代表取締役
■ 略 歴 ■
- 1963年生まれ
- 1987年3月
- 神戸大学経営学部卒
- 1987年4月
- 丸紅株式会社入社
主に発電プラント・化学プラント向け大型設備ビジネス,及び,それにともなう新規事業の企画立案・運営を手掛ける
- 2007年3月
- 丸紅株式会社退社
- 2007年4月
- 株式会社京都廣川書店入社,現在に至る
会社概要
| 会社名 | 株式会社京都廣川書店 |
|---|---|
| 会社設立 | 1996年5月 |
| 代表者 | 廣川 重男 |
| 本社 | 〒101-0052 東京都千代田区神田小川町 2-6-12 東観小川町ビル5F [地図はこちら]
|
| 電話:03-5283-2045 FAX:03-5283-2046 | |
| 京都書籍販売部 | 〒607-8414 京都府京都市山科区御陵中内町5番地 京都薬科大学内 |
| 電話:075-595-0045 FAX:075-595-0046 |
本社所在地
〒101-0052 東京都千代田区神田小川町2丁目6−12 東観小川町ビル5F
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